自動テストの向き・不向き
自動テストは非常に強力なツールですが、「なんでもかんでも自動テストにすれば良い」というわけではありません。自動テストを導入する際は、この「向き・不向き」をしっかり理解して導入を検討するのが良いです。
自動テストが得意なこと
何度も繰り返す、決まりきった操作
ログインや商品購入など、毎回同じ手順で行う基本的な操作の確認。
計算や、厳密なデータ比較
消費税の計算や、入力されたデータが仕様通りかをチェックする作業など、一字一句の間違いも許されない厳密な確認。
確認項目が非常に多いテスト
「サイト内にある100個のリンクが、すべて正しく表示されるか」といった、人間がやると時間もかかり、見落としも発生しやすい大量のチェック作業。
手動テストが得意なこと
デザインが頻繁に変わる画面
デザインが固まっていない、新しい画面のテストを自動化してしまうと、少しボタンの位置が変わるたびに、テストコードを修正する必要があり、メンテナンスのコストが非常に高くなります。
めったに使わない機能のテスト
1ヶ月に1度しか使わないような機能のために、わざわざ自動テストを作成するのは、費用対効果が見合いません。
「なんだか使いにくい」といった、感覚的な評価
「このボタンの色は見づらい」「配置が直感的でない」といった、ユーザーの感情や感覚に関わる「使いやすさ」を評価することはできません。このような抽象度の高いテストは手動テストが向いています。